両建てリスクヘッジ機能を使いこなして損失を拡大させない方法

両建てリスクヘッジ機能を使って損失の拡大を防ぐ方法

聖杯EA「ダ・ヴィンチ」には両建てリスクヘッジ機能が存在します。
ひとつは「相場急変時にヘッジする」機能。
そしてもうひとつがここで紹介する「ポジション数〇以上でヘッジする」機能です。

※ここでのヘッジはエントリーして逆行した場合に反対側にポジションをとる事を指します。

両建てリスクヘッジの設定例

設定例
・0.1ロットの買いエントリー
・ナンピン倍率:1.0倍
・「ポジション増加時ヘッジ」機能をON
・ナンピン3回目で反対側にヘッジを発動
・ナンピン中はヘッジを発動させない

両建てロット割合50%の場合


BUYが0.4ロット、SELLが0.2ロットの両建てになりました。
この場合はそのまま下落しても損失がゆるやかになり、価格が戻れば利益となります。

両建て解除金額を指定して自動でポジションを軽減

両建て解除金額を指定すると、ヘッジポジションと複数のナンピンを含むポジションがその金額になった時(ナンピン側で利益が出ている場合のみ)に、相殺決済され、自動でポジションを軽減する事ができます。
金額の他に獲得Pipsで解除する事も可能です。

例:両建て解除金額を「500円」にした場合


買いの初期ポジションと買いの4回目ナンピンとをヘッジの売りポジションで相殺し、500円の利益が出たところで自動で決済された事が分かります。

その後、ヘッジ発動ポジション数が条件にあてはまっていたら再度ヘッジが発動します。
リスクを抑えつつポジションを自動で解消する優れた機能です。


両建てロット割合100%の場合


BUYが0.4ロット、SELLが0.4ロットとなり、損失が完全に固定されました。
どんなに相場が荒れても損失は増える事も減ることもない状態になります。

相場が落ち着いてあきらかにトレンドが出たのを確認してからポジションを手動で解消します。
その場合、損失が出てる方を損切りして利益が出てるほうを伸ばすのが一般的です。
この時、裁量での手動決済、判断になるので自動売買は停止して下さい


両建てロット割合200%の場合


BUYが0.4ロット、SELLが0.8ロットとなり、このまま下落すれば損失が利益に転じます。
ただし、価格が戻ってしまった場合は損失が膨らむので注意が必要です。


※ロットの割合はもっと小さくしたりもっと大きく1,000%にしたり自由に設定できます。

両建てリスクヘッジは場面に応じて使うべき

矛盾してしまいますが、相場の7、8割はレンジであり、この機能を使わなくてもほとんどの場面でナンピンによる決済で済むでしょう。
逆に、この機能を使う事で全体の利確が遅くなったり、決済までに大きな値幅が必要となるため身動きがとれなくなる事もあります。
リスクヘッジしたロット割合によっては手動での損切が必要な場合があります。

ただし、相場に逆行してしまった時の保険としては大変有効です。
この機能をうまく使う事でリスクを抑えながら相場に追従していく事が可能となります。